絶賛愛用中の中華スマホ「Xiaomi Mi MIX 2」を紹介しよう

前置き:小米(Xiaomi)とは

北京小米科技有限责任公司 = 小米(Xiaomi、シャオミ)は、中国の新興電子機器・家電メーカーの一社。「Mi One」を皮切りに数多くのスマートフォンを開発し、最近ではノートパソコンやタブレット端末、更にはテレビや炊飯器にまで進出しています。

キャリアに頼らず自らネット上で販売するさまや、シンプルデザインを基調としたハードウェア、ラインナップを限定して量産するスタイルなど、どことなくAppleに似通っていることから「中国のApple」と比喩(時には揶揄)されます。しかし、どの製品もAppleとは比べ物にならぬほど安価で、これこそが多くの「米粉」(ミィファン = Xiaomiプロダクトを愛する人たち)を生み出した要因でしょう。

その勢力は中国国内だけにとどまらず、現在インドでは「Redmi Note 4」がバカ売れしていて、スマホ売上一位に輝いているらしいですよ。最近では、Android One搭載の「Mi A1」や今回紹介する「Mi MIX 2」の欧州市場投入までもが報じられています。

Xiaomiのスマホは、いまだ日本では販売されておらず、当然のことながら「技適マーク」もありません。にも関わらず、日本国内には僕のような米粉が大勢いるわけで、そういったギークな方々はGearBest.comやGeekbuying.comなど深センの通販サイトから個人輸入してゲットします。

3辺ベゼルレススマホ「Mi MIX 2」

Mi MIX 2の最大の特徴は、画面の上部と左右のベゼルが細い「3辺ベゼルレスデザイン」を取り入れていること。対角5.99インチという大画面でありながら本体幅はiPhone 8 Plus(5.5インチ)よりも狭まっているため、持ちやすさを損なうことはありませんし、何より見た目がスタイリッシュ!

初代Mi MIXに引き続く2世代目となる本機では、従来のアスペクト比17:9ディスプレイを更に縦長化し、現在のAndroidスマホによく見られる18:9 2,160 x 1,080ピクセルを採用しています。

画面四隅は少しばかり丸みを帯びていて、筐体側面へ溶け込んだような仕上がり。

ちなみに、画面上部にある超小さな溝は、通話時に相手からの声を受け取る受話口として機能します。ここまで小型化できるんですね。

しかし、フロントカメラや通知ランプまでもは上部ベゼルには埋め込めないという訳で、それらは本体下部にまとめられています。自撮りする時は、本体を上下逆さに持つと良い感じ。

Androidでお馴染み3つのタッチボタンは、ディスプレイ内に表示されるソフトウェア方式です。

背面もこれまた素晴らしい。

一面セラミック製のパネルで覆われていて、素材特有の無機質な見た目と感触が堪らなく好きです。落下に対する耐性は低いですが、ガラスよりも耐摩耗性に優れているので、ケースを付けずに使っていても殆ど傷つきません。

背面カメラ辺りを拡大。金色に光り輝く18金のリングが、絶妙なアクセントとして効いてますね。

メインカメラには、現行フラッグシップモデル「Mi6」と同じソニーIMX386センサーが用いられており、光学式手ぶれ補正も備わっています。ただ、Mi6がf/1.8に対しMIX 2はf/2.0なので、暗所撮影には適してません。フラッシュは白色と暖色の組み合わせ。

カメラの下にある凹みは、指紋認証センサーです。

充電端子はUSB Type-Cで、iPhoneのLightning端子みたく両面どちらからでも挿せます。そして、Qualcommの急速充電テクノロジーQuick Charge 3.0とUSB Power Delivery (USB-PD)をサポートしているので、1時間半ほどでフル充電可能。

ポート挟んで左右にグリル穴がありますが、スピーカーは右側のみで、左にあるのはマイク。

iPhone Xと比較してみる

北京工业大学体育馆にてMi MIX 2が発表されたのは2017年9月11日の出来事ですが、実はその翌日にはiPhone Xの発表イベントが催されました。あえてiPhone Xの前日にお披露目するという態度から、Appleへ対する対抗心、そしてXiaomiの確固たる自信が顕となっています。

Mi MIX 2の強みは、iPhone XやEssential Phoneに見られる画面上部の「ノッチ」が無いという点。

背面のフォルムやデザインは全くの別物。この辺は甲乙つけがたいところですが、個人的にはMi MIX 2のバランスの取れたデザインのほうがしっくりきますね。

素材も異なり、iPhone Xは強化ガラスでコーティングされているのに対し、Mi MIX 2はセラミックが用いられています。

処理性能は、A11 Bionicチップを搭載するiPhone Xへ軍配が上がり、Antutu Benchmark V6のスコアだと実に4〜5万点近い開きがあります。とはいえ、両機種とも重量級の3Dゲームを難なくこなせる程度のパワーは確保しているので、ぶっちゃけ差を体感することはかなり難しいと言って良いでしょう。

せっかくなので、他のスマホとも比較。ちょうどA10 Fusion搭載のiPhone 7と同じくらいですね。

幅広い通信バンド

中華スマホといえば、通信バンドが貧弱で日本向きではないイメージが強いですが、その点Mi MIX 2は素晴らしいです。国内で売られている格安SIMフリースマホよりも充実しているので、ドコモだろうがauだろうがソフトバンクだろうが問題なく通信できてしまいます。

  • GSM:850/900/1,800/1,900MHz
  • 2G CDMA:BC0/BC1/BC6/BC10
  • 3G CDMA EVDO:BC0/BC1/BC6/BC10
  • 3G WCDMA:B1/B2/B3/B4/B5/B6/B8/B9/B19
  • 3G TD-SCDMA:B34/B39
  • 4G FDD-LTE:B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B13/B17/B18/B19/B20/B25/B26/B27/B28/B29/B30
  • 4G TD-LTE:B34/B38/B39/B40/B41

通信速度が速いau系MVNO「UQmobile」のVoLTE SIMで運用していますが、場所と時間帯によってはWi-Fi顔負けの速度が出るのでビビります…。

そうそう、Nano-SIMカードを2つ入れれば3G + 4Gの同時待ち受け(DSDS)もできるので、通信面に関しては死角なし。

Mi MIX 2の仕様表

Xiaomiの公式ページより、MI MIX 2の仕様を引用します。

OS Android 7.1.1 / MIUI 9 Global Stable or China Stable
ディスプレイ 5.99インチ 縦2,160 x 横1,080ピクセル(403ppi) IPS液晶
SoC Qualcomm Snapdragon 835 MSM8998、CPU:8コア(2.45GHzx4 + 1.90GHzx4)、GPU:Adreno 540
実行用メモリ(RAM) 6GB、8GB LPDDR4X
ストレージ(ROM) 64GB、128GB、256GB UFS 2.1
リアカメラ 1,200万画素、f/2.0、IMX386センサー、4軸光学手ブレ補正対応
フロントカメラ 500万画素、f/2.0、OV5675センサー
バッテリー 3,400mAh
急速充電 Qualcomm QuickCharge 3.0、USB-PD
SIMカード Nano-SIM x2
位置情報 GPS、A-GPS、GLONASS、BeiDou
センサー 指紋認証センサー、加速度センサー、環境光センサー、電子コンパス、近接センサー、ジャイロスコープ、気圧センサー
ワイヤレス通信 Wi-Fi:802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth:v5.0、NFC
本体寸法 横幅75.5 x 縦151.8 x 厚み7.7 mm
本体重量 185g
カラー ブラック、ホワイト

GearBestやGeekbuying等で販売中

気になるお値段は500ドル半ば〜600ドル半ばで、GearBestやGeekbuying等の深センの通販サイトから購入できます。一応、日本のアマゾンでも販売されてますが、個人輸入してしまったほうが安上がりです。

一応販売ページへのリンクをまとめておきます↓あ、アフィリエイトじゃないですよ。

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